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乗りものを楽しむ「人」マガジン

私の青春の1台

ポルシェの持つ造形の美しさに魅了されて購入を決意

ギックリ腰でそれまで乗り回していたバイク、スズキGSXR750を諦めざるを得なくなり‘65Type1ビートル(1500cc)を購入。スモークブルー色に全塗装、モールレス、若干のローダウン仕様にカスタム。水平対向の排気音も心地よく、快調そのもので約5年間毎日の足として使用。
下の写真は次男が小1の頃、箱根スカイラインへドライブした時のもの。
しかし、このビートルに乗りながら、この車の歴史、背景、そしてポルシェ博士の事を知るにつけ、工業デザイナーとしての視点から、次のステップへと興味が移り始める。

吉川 秀男さん(66歳)プロダクトデザイナー

しっかりした考えに基づくモノづくりこそ、 究極のエコであると
私は考えています。

ビートルを乗り回す日々を送っていたある日、偶然にもポルシェ356type-Bと出会う。
柔らかな曲線とそのスマートさ、本物の持つ素材感に圧倒され一目惚れ。
クロームメッキの厚さからくるバンパー、モール等の深い輝き、ホーローとも見間違える塗装の質感、アイボリーの外装に赤レザー内装の大人な雰囲気。
大径で細く、外装色と同色アイボリー、センターにポルシェマークのステアリング。
‘65以前はヘッドレストも付かず室内もシンプルそのもの。
1600cc水平対向エンジン、ツインキャブ(ウエーバー42φに換装)の吸気音、フラットな足回りは硬すぎず、乗り心地も良く、リアエンジンのサウンドは後ろに流れ、室内に響くサウンドは最高のBGMとなる。

当時私は「ポルシェだから良い」のではなく、その外装・内装・エンジンルーム・足回り全てが合理的な設計思想に基づくシンプルな構造である事、結果的に溢れる魅力を装備したモノであること等が、工業デザインを生業とする私を惹きつけ、純粋に「こんなモノづくりをしてみたい!」との憧れから購入に踏み切った経緯があります。
結果的に約12年間、日常的に乗り回しましたが、経年劣化も含めて各部修理・調整は欠かせませんでした。当然、かかり付け医師のような存在の整備士が居てくれたからこそ安全に乗る事ができたと今更ながら感謝しています。
ポルシェのもつ魅力が人を惹き付け、そして大切に扱い、結果的に40年、50年と使い続けられていきます。小細工を弄せず、しっかりした考えに基づくモノづくりこそ、究極のエコであると私は考えています。

フォルクスワーゲン・タイプ1 1965年式
【エンジン】空冷水平対向4気筒OHV 1600cc 
【駆動方式】RR

ポルシェ356B/1600
1960年式
【エンジン】空冷水平対向4気筒OHV 1600cc
【駆動方式】RR 【最高出力】90PS/5,500rpm
【最大トルク】12.3kgm/4,300rpm

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