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未来に向けてチャレンジ!人生は夢だらけ!坂本サジットさん (42)

未来に向けてチャレンジ!人生は夢だらけ!坂本サジットさん (42)

あきらめなければ人生はもっともっと楽しめる! 旅先での人との出会い=旅の記憶

不慮の事故で右足を失うも、常にポジティブに前向きに夢を追い続ける

水・木曜日のみ営業している静岡市葵区古庄にあるスリランカ料理店「サヒル17」。その他スリランカカレー弁当の宅配やマッサージなどを忙しく切り盛りするのが今回の主役、坂本サジットさんだ。
 サジットさんと取材の約束を取り付け、当日お店に伺うと、店内は本格スリランカ料理が食べられるということもあって、カップルや女性客でほぼ満席。その人気が伺えた。忙しそうに料理を作る厨房のサジットさんから笑顔で「ごめんね~ちょっと待ってくださいね~」と声が掛かる。スリランカカレーのランチを頼み、原稿を準備しつつぼんやりと店内を見渡していると、その内にこのお店の人気の秘密がわかってきた。
 そう。人気の秘密は「サジットさん本人」に他ならなかった。笑顔で気さくにお客さんに声を掛け、ひとりひとりに丁寧に受け答えをしている。身体からあふれ出ているとも言えるそのポジティブで優しいオーラに自然と惹かれていくのがわかる。
未来に向けてチャレンジ!人生は夢だらけ!坂本サジットさん (42)

旅先で出会い、仲良くなった人との記憶が=(イコール)旅の記憶


 スリランカ出身。1996年、日本人の今の奥様との結婚を機に来日。
仕事中に自動車事故にあい、右足切断の大怪我を負う。
実は自転車に乗る前はバイク乗りだったサジットさん。義足による不自由な生活を余儀なくされるも、持ち前のポジティブな思考で自転車に挑戦することに。 しかし購入したマウンテンバイクに乗り始めるも、義足が合わず、思うような走りが出来ない。そこで職場の友人にグラインダーで義足を削ってもらい、走行しやすいようにカスタマイズ。思い通りの走行が可能になると、自転車の魅力にどっぷりはまり込むようになり、そこから数々の挑戦が始まった。
日本各地で行われる自転車レースへの参戦の他、トライアスロンにも積極的に挑戦した。しかしただ参加するのではない。必ず目標を掲げ、その目標達成のために日々トレーニングを欠かさず身体を磨き上げる努力を重ねた。結果も大切だがそこに至るまでのプロセスも大事。ロマンを持って楽しんでこそ心も身体もリフレッシュできるのだという。
そんな中、自転車で日本中を旅することも楽しむようになる。忙しい仕事の合間をやりくりして時間を作らねばならないこともあることから、限られた日数でどこまで走れるかも入念にシュミレーションし、スケジュールを立てる。
旅とは言え、「ただなんとなく流す」旅ではない。目的地を決め、距離とルートを割り出す。日数で割るとかなりハードな走行計画となる。その走行目的を達成できるように日々トレーニングを欠かさず、出発当日まで体力を調整して旅に向き合う。それがサジット流自転車旅なのである。目標は5日間で1,000キロ走破。さあ今度はどこへ行こうか。旅への準備はもうすでに始まっている。
それともうひとつ彼の自転車旅に欠かせない大切な目的、それが旅先での「人との出会いとふれあい」である。旅先で出会い、仲良くなった人との記憶が=(イコール)旅の記憶となるのだという。そんな彼が今まで旅先で出会った人は数知れず。今でもその出会いを大切にしていて、時折再会をも果たしている。
最後に彼に夢を聞いた。人とのふれあいを大切にしたいから人が集える場所を作りたいのだという。「自転車だけでなくオートバイも好きなのでそんな旅の人たちを迎えてもてなせるお店やカフェをやりたいですね。それと、自転車にカレー調理セットを積んで日本全国の人たちにカレーを食べてもらう旅に出たいです。」彼の未来への挑戦はこれからも続く。
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